こんにちは、お湯太郎です。
2022年2月に静岡県の雲見温泉にある「たつ屋」に行ってきました。
雲見温泉は西伊豆の松崎町にある温泉街です。
この温泉街は、決してアクセスの良い場所ではありませんが、
のんびりとした独特な時間の流れがあるとても魅力的な場所です。
そんな雲見温泉にある「たつ屋」は親子2代で漁業を営んでいます。
提供される食事は本当に素晴らしく感動的なおいしさでした。
さすが漁師さんがやっている宿。
また築220年の歴史を誇る旅館は古いながらも清潔で落ち着く空間です。
「雲見の民宿に外れなし。」まさにこの言葉がぴったりな宿でした。
※日本一の夕日の街
宿泊料金が8,950円(入湯税込)とリーズナブルなのも魅力です。
地元の食材をふんだんに使った海鮮メインの食事と源泉かけ流しの天然温泉。
改めて信じられない価格。
それでは、雲見温泉「たつ屋」を画像多めでご紹介していきます。
雲見温泉へのアクセス
伊豆急下田駅か修善寺駅から東海バスで雲見温泉を目指します。
下田駅・・・約3時間30分(3,960円)
修善寺駅・・・約2時間50分(2,830円)
どちらのルートも松崎バスターミナルで乗り継ぎが必要です。
松崎バスターミナルからは約20分。
・修善寺駅から・・・約2時間10分(2,760円)
どちらも4時間以上かかるので、少し行くのが大変な場所です。
私は前日に修善寺付近で一泊しました。
せっかく行くなら2泊くらいしないともったいない場所ですよ!
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部屋:8畳+広縁
チェックイン開始時刻の15時より少し早い時間に到着。
ロビーが明るくて、玄関を開けた瞬間に「いい宿だな」と感じました。
若旦那さんが部屋まで案内してくれたんですが、この若旦那さんすごく感じがいい!
笑顔はいいし、話し方は優しいし、なにより目がとても優しい方。
働いている方の雰囲気がいいと穏やかな気持ちになれててほんといいですよね。
宿選びの中で一番重要な要素かも。
宿泊する部屋は2階の「うめ」という部屋です。
部屋は8畳+広縁の和室です。
別の角度から
古いながらも清潔な部屋。
広縁も明るくて綺麗な印象。
お茶は松崎町の「桑葉茶」。お菓子は「あじさい」。
松崎ブランドのお茶を試せるのは嬉しい。
ほんのり甘くてホッとする味でした。
アメニティとして
- 人数分の浴衣
- バスタオル人数分
- フェイスタオル人数分
- タオルハンガー
- 衣類ハンガー
- 歯ブラシセット
基本的なものは全て揃っています。
写真はないですが、布団は自分で敷くタイプです。
部屋に冷蔵庫や洗面台などもなく、廊下に人がいると声や足音が聞こえてきてしまいますが、
広くてきれいなので、とてもゆっくり出来るお部屋でした。
共用部分(トイレ、洗面台)
トイレは
- 1階男女別
- 2階男女共用(小便器1、シャワートイレ1、和式2)
部屋は2階なので女性には少し不便かも。
洗面台は1階と2階にあります。
朝出発時間が他のお客さんと被ると少し手狭な印象。
ドライヤーを部屋で使いたい場合は持って行った方が良さそうです。
お風呂:源泉かけ流しのしょっぱい美肌の湯
お風呂は源泉かけ流し。
放流式、循環なし、加水なし、加温なしの天然温泉。
特徴として、塩分濃度が非常に高く舐めるとかなりしょっぱいです。
「海水が温泉」ってイメージ。それぐらいしょっぱいです。
温度は冬だったのでぬるめでしたが、塩分のおかげでとても温まる温泉でした。
あと、異常に肌がきれいになりました。
入った前後で明らかに違いました。
妻がたいそう気に入っておりました。
- 利用時間・・・チェックイン~22時、5時~チェックアウトまで
24時間利用出ないのが少し残念ですが、ゆっくり寝るのも旅行の醍醐味。
朝5時から入浴できるので全然問題ないです。
男湯
男湯は3~4人は入れる広さ。
洗い場の水は温泉でなく普通の水。
もったいないけど、しょっぱさが気になる人洗い流してもいいかも。
おすすめはしませんが。
画像右は湯船から流れ出るお湯。
女湯
女湯は2人入ればいっぱいの広さ。
この日の宿泊客は、私たち以外に男性5名の2組だけでした。
宿の方の計らいでこちらの女湯を専用のお風呂として使用させていただけました。
フレキシブルな気遣いが嬉しかったです。
右の画像は脱衣所。
古さは否めないですが、しっかり清掃はされている印象。
床はギシギシしますがそれは味わい。
到着してから寝るまでに4回。朝3回。
貸切だったのでゆっり堪能させていただきました。
温まるお湯なので夜はぐっすり深い睡眠がとれました。
食事:網元の豪華海鮮料理
食事は1階の広間でいただきます。
ここの広間は築220年とのこと。
立派な大黒柱や細工ふすまがあります。
「祖父の代が「てんぐさ漁」ですごい儲かっていたので、こんな細工がされたふすまがあるんです」と若旦那。
伊豆の「てんぐさ」はとても質が良く、高値で取引されたていたようです。
それこそ公務員の月給が8,000円の時代に3日漁に出れば3万円にもなったとのこと。
食事の時に気さくに色々話してくれるのが楽しい。
ほんとフレンドリーな若旦那。
それでは長くなりましたが、肝心の食事をご紹介します。
夕食
夕食は18時からです。
まずは全体図。
そんでお刺身!!!
美しい盛り合わせにテンションもあがります。
ブッリブッリで新鮮なお刺身が本当に美味しい。
いさき、カツオ、甘えび。
伊豆の生ワサビを合わせて本当に最高。
伊豆ってワサビもあるし、魚介最強かも。
刺身に合わせるは伊豆の地酒「あらばしり」(700円)
スッキリした味わいが最高な組み合わせです。
左の煮ものはとても上品な味。
海鮮以外もおいしいのは反則だな~
タコのマリネもいいお味。
カニの甲羅のグラタンもあります。
煮魚は「ブダイ」
伊勢海漁の網にかかる魚らしい。
金目鯛の煮つけと優劣がなく互角。
となれば
白飯の上に身とタレをのっけて食べるのが至高でした。
夕食
さざえはその場で炙って。
身はぶりぶり。
ほんのりした苦みが大人の酒の肴です。優勝。
しめに魚の切り身が入った鍋を頂きます。
出汁が美味しすぎて夫婦共にスープまで完飲。
ジャーでご飯が最初から用意されているのもいいですね。
私、飲みながら白飯いけるタイプなので。
家で採れた「ぽんかん」なので見た目は悪いですがと若旦那。
これがまさに絶品、こんなおいしいぽんかん食べたことないです。
中身はしっかりしていて弾力があり甘い。
ブランドぽんかんとして売り出せばいいのにと思うレベル。
最初から最後まで大満足な夕食でした。
朝食
朝食は7時30分から。
朝から海産物多めが嬉しい。
岩海苔のみそ汁がいい感じ。
左は松崎産のひじき。
シャキシャキでとても美味しい。
右は雲見地区の発展の象徴「てんぐさ」を使ったところてん。
ところてん苦手だったんですが、ここのところてんは違う。
許されるならおかわりしたかった。
干物もあたりまえに美味しいし朝から気分いいな~
漬物も自家製。
温泉卵をメインに「たつ家丼」
価値ある朝食がここにもありました。
まとめ:
雲見ののんびりした雰囲気にマッチしたいい民宿でした。
若旦那さんはもちろん、ご主人と奥様も優しさがにじみ出てるそんな方でした。
夕食のぽんかんがおいしいって言ったら、
よっかたらと、帰り際にこんなにお土産をいただきました。
無農薬の最高のぽんかんでした。
「9月~10月は伊勢海老を安く出してるんで是非またきてください。」と旦那さん。
伊勢海老もうまそうだな、再訪決定!
食事、温泉、人柄。
全てにおいておすすめの宿です。
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