こんにちは、お湯太郎です。
2023年1月に福島県の湯野上温泉「民宿 いなりや」に行ってきました。
お腹いっぱいになるまで食べたい。
極上の温泉で、肌も髪もきれいになりたい。
田舎の優しい雰囲気を味わって、リフレッシュしたい。
そんな、希望を8,000円で満たしてくれるのがこちらの宿です。
予約サイトの口コミを読んでいると、
- 大食漢でもギリギリです。
- 食べ切れないほどの夕食。
- 美味しいけどギブアップでした。
と、ほとんどが夕食のボリュームについてのコメント。
どんなもんだいと思い行ってみると、、、
うん、思っていた以上のボリュームに思わず笑ってしまいました。
でもでも、どれも美味しいし、優しい味だし、
化学調味料を食べたような胃の不快感もなく、すごくいい食事でした!
(さすがに妻は全部食べられなかったけど、、、)
そして、私がとくに印象に残ったのは、女将さんの人柄です。
優しい、少し訛りのある話し方をする方で、とても大好きになりました。
「いっぱい幸せをもって帰ってな~。」
って言ってくださったのですが、
この言葉がすごい刺さりました。
すごくいい言葉。
満足してもらおう、一生懸命もてなそうって気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
過剰なサービスより、自然なサービス。
まさに、まごころの宿でした。
あ、温泉はさすがの湯野上地区、ほんと極上!
肌も髪も一世代くらい若返りますよ。
ってことで、
「ボリューム満点夕食、まごころの女将さん、若返りの極上温泉」
民宿いなりやを、
みなさんにご紹介~。
湯野上温泉(民宿いなりや)へのアクセス
普通列車・・・約7時間(4,350円)
特急列車・・・約4時間(6,140円)
※上記の特急列車は浅草から会津田島の料金。
少しでも安くしたいなら鬼怒川温泉駅までの特急利用がおすすめ。
タイミングさえ合えば、所要時間はほとんど変わらず690円安く行けます。
また、東武鉄道の「ゆったり会津パス」を購入すると6,920円+特急券(1470~2160円)×2で往復できます。
特急券を除いた乗車料金が8,700円→6,920円となるので3泊以内の旅行なら買わない手はありません。
詳しくは↓で解説しています。
湯野上温泉へお得に行きたい(安く行きたい)
湯野上温泉への公共交通を知りたい
こんにちは、お湯太郎です。
宿は安く予約で来たけど、交通費が高いな~。
と毎回温泉に行くたびに思っています。
[captio[…]
駅からは宿の送迎付きです。(要電話予約)
前日に、送迎について電話がありました。
迎えにきてくれたのは若旦那さん。
ゆっくりとした優しい声色で、気さくに話をしてくれる素敵な方です。
あ~、いい宿泊になりそう!
てことで、チェックイン!
こんにちは、お湯太郎です。 2023年1月に福島県の湯野上温泉「民宿 沼袋」に行ってきました。 静かな温泉地でゆっくりしたい。 極上の温泉で肌も髪もきれいになりたい。 山の幸たっぷりな会津料理を食べたい。 そん[…]
部屋:8畳の広々和室
「遠いところまでありがとな~、よく来たな~。」
とても優しいしゃべり方の女将さんがお出迎え。
チェックイン作業している間も、
「寒いからすぐに温泉入って温まってな~。」
こちらを気にしてくれます。
「6畳の部屋での予約だったけど、広い部屋が空いているから、こっちを使ってな~。」
なんと、広い部屋に案内してくださりました。
石油ストーブの臭いと、清潔感のある畳がいいね。
とても落ち着く部屋ってのが第一印象。
「布団は、自分で敷いてね。旅館やホテルのような行き届いたサービスはできないけどごめんな~。」
と常に気遣ってくれます。
本当に、心のこもった話方をされる女将さん。
いやー、なんかものすごく優しい気持ちになれますね!
なんかほっこりします。
これが究極のおもてなしだなと。
お茶は麦茶。
ポットにお湯ではなく、お茶が入っているバターン。
お茶っ葉を、いちいち変えなくて済むので、
めんどくさがりの私にはよかった(笑)
部屋はこんな感じで、区切られているんだけど、
鍵がちゃんとあるので安心です。
アメニティはこちら
- 人数分の浴衣
- フェイスタオル人数分
- 歯ブラシセット
バスタオルはありませんので、必要なら持って行きましょう。
トイレは部屋になく共用(男女別)です。
トイレは高級旅館のような綺麗さ。
妻と綺麗すぎてビックリ。
1階と2階にありますので、共同でも不便は感じませんでしたよ。
宿の隣には、お稲荷さんが祀られています。
なるほど、宿の名前の由来はここからきているのですね。
事前に予約しておけば、囲炉裏を囲んで食事もできるみたいです。
みんなで囲炉裏を囲んで食事ってのも楽しそうですね。
いやー、設備が充実しているし、安心して滞在できそうだし、
言うことなしですね!
とても8,000円の宿とは思えないなー。
ってことで、身体も冷えているので風呂行きましょう!
お風呂:温度調整が職人芸、透明感抜群の温泉
お風呂は、
- 男湯・・・熱め(内風呂・露天)
- 女湯・・・ぬるめ(内風呂・露天)
の2タイプを、貸切利用。
男湯女湯とありますが、どちらでも自由に使えます。
部屋に貸切利用のお知らせがあるので、入り口に吊るして利用します。
利用時間は24時間の最高のやつです。
そうそう、男湯が熱めで、女湯がぬるめに調整しているんだけど、
加水や加温をせず調整しているとのこと。
その日の気候や気温で、温泉の温度調整って大変なのに、
浴室ごとに、別の温度で保っている。
これってすごいことな気がします!
だって、
人それぞれ気持ちいいと感じる温度は違います。
2つの温度のお風呂があると、満足する可能性が高くなるってことですよね!
ちなみに、私は女湯の方が好みでした。
これって最高のサービスだとなと感じました。
温泉の成分表はこちら。
重要事項を抜き出すと、
- 源泉名:7種の混合泉
- 泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 温度:51.9℃
- PH:8.2
加水、加温、循環ろ過、入浴剤、消毒の表示は見当たりませんでしたが、
宿の方も加水、加温、循環ろ過、入浴剤、消毒なしと言っていたので大丈夫でしょう。
女湯:ぬるめの露天と内湯で無限ループ
まずは、私好みの女湯から。
脱衣所の外に見えているのが露天風呂です。
脱衣所から内風呂を通って、露天風呂に行く仕組み。
貸切で、内風呂と露天が一気に楽しめっるって贅沢~。
ってこと内風呂。
冷え切った身体に染みます。
まるで真水を温めただけのような柔らかいお湯。
癖がなく、本当に温泉?
って感じなんだけど、
ジワジワ~っと成分が身体を回って、
頭がフワフワしてきて、ストレスが抜けてくな~って感じです。
えーと
とにかくいい温泉ってこと!
温まったら露天風呂へ。
え、冷たすぎ!
って思うんだけど、
肩までゆっくり浸かって、じっとしていると、
だんだんと慣れてきて、身体とお湯がゆっくり同化していく感じ。
これがとても気持ちいいんです。
雪景色と、たまに来る電車の音の組み合わせが、
なんとも落ち着くな~。
ちょっと冷えたら内風呂へ、
また温まったら露天へ、
無限ループの完成です。
男風呂:熱めのこちらも無限ループ
男湯は、女湯を少し熱くしたバージョンって感じです。
女湯と比べて、汗がどんどん出てくるので。
温泉に入ってるって感じたい方は、こっちの方がいいかも。
ほかのお客さんは、男湯の方に入っているイメージでした。
好みはそれぞれですね~。
夜の露天風呂は雰囲気が素敵です。
お湯の音のみの世界、、、
こんな環境で考え事をすると、頭の整理が捗ります。
このリラックスタイムが、温泉旅行の醍醐味ですね!
あーいい時間。
そろそろお腹が減ったな~。
ってことで、噂の夕食に行きましょう~。
食事:朝夕ともに大広間で
朝夕共に、一階にある大広間でいただきます。
清潔な食事処は、
他のお客さんと距離が十分にあり、とても居心地のいい空間です。
夕食:噂に違わぬ大ボリューム&郷土料理
夕食はだいたい18時から。
チェックインの際に、
「夕食は出来たら呼びに行くね~、だいたい18時くらいかな。」
「たくさんでるから楽しみにしていてね。」
っと女将さん。
もちろん、口コミでボリュームについては事前にリサーチ済。
昼を調整していたので、意気込みはバッチリです!
では、開戦です!!
最初から用意されているメニューはこんな感じ。
小鉢は、イカ人参、ゴボウのきんぴら、ほうれん草の胡麻和え。
とくにきんぴらがシャキシャキで、すごい調理上手って感じ。
これは期待できるな。
ほほう、これが噂のおいなりさんか。
口コミでも大きいと噂のやつです。
なるほど、たしかに大きくて笑う。
お茶碗2杯分くらいのボリュームなんだけど、甘いお揚げがいい感じでペロっといけちゃいます。
むしろ、無くなるのが惜しくて、めっちゃ少しずつ食べていました。
名物だけあって美味しかったなー。
サーモンとホタテと海老のお刺身。
飾り包丁が美しいですね!
キュウリで木を、そこから飛び立った蝶々を大根でイメージって感じかな。
これが民宿のクオリティだから驚きだよなー。
目にも楽しい仕事です。
そんな、お刺身に合わせるには、やはり日本酒。
南会津の「男山」(330円)
熱燗でいただきましょう。
刺身と日本酒のマリアージュで幸せのひととき。
水も米もおいしい、会津は本当に日本酒天国だなー。
にしても330円は良心的すぎる。
「温かいうちに食べてな~」
っとジャガイモが運ばれてきました。
シンプルに焼いたジャガイモに塩が振ってあるだけのに、
めちゃめちゃ美味しい。
素材が良すぎて反則です。
続いて、身がホクホクな鮎の塩焼きが運ばれてきました。
一口食べてこれは、、、
日本酒を追加注文。
鮎の苦みを、スッキリした日本酒で流し込む。
これは優勝っすわ。
お、これは会津名物の「しんごろう」。
甘いじゅうねん(えごま)味噌がいいですね。
イカ人参もそうだけど、郷土料理が食べれるのが嬉しいなー。
温かい煮物も到着です。
これも丁寧な仕事だなー。
飾り包丁は趣味でやっているとの話。
大根、人参、筍、さやえんどう、じゃがいも
見えないけど、大根の下には鮭もあります。
これも優しい味付けで、素材を生かすのが上手だなと。
てか、煮物が温かいってそれだけで素晴らしいですよね。
他の宿だと、けっこう最初から置いてある系なイメージ。
だから、冷めた状態なことが多い気がします。
ほんと、しみじみ当たり宿だな~。
なんて思っていると、焼肉がいい感じに。
にんにくの効いたタレでいただきましょう。
くー、白飯ほしー。
でも、
噂のラスボスに備えましょう。
「趣味で作っているから無理して食べなくてもいいからね~。」
どーんっと、「てんぷら16種盛り合わせ」
ちょっと分かりにくいけど、天ぷらが重なりあってすごいことになっております。
これは笑えてくる量。
でもでも、サックサックで意外と油が重く感じないかも。
ウズラの卵、
ヤングコーン、
、、、
、、、
ってこれカロリーなんぼだよ!!
あ、みょうがうま。
てか無理。
あ、春菊うま。
なんてやっていたら、勝ちました。
男性ならギリいけるかなって量でした。
まぁ美味しいからいけちゃうんだろうね。
一息ついていると、
しっかり1人前のお蕎麦がやってきました。
お蕎麦は若旦那さんの手打ちなんだって!
お腹はち切れそうだったけど、スルスルいけちゃいます。
そば湯もあって、
はぁ、落ち着くね。
最後はアイスでフィニッシュ。
いやー大満足な夕食でした。
圧倒的なボリュームなんだど、
美味しいから全部いけちゃうんだろうなって感想。
女将さんとも話が弾んでいい時間でした。
ちょっと休憩したら、無限風呂を楽しんで、はやく寝よっと。
朝食:これぞ温泉宿の朝食
朝食は7時30分からにしました。
夕食がボリューミーだったからどうかなと思ったけど、
朝にはお腹減ってました。
油っこくないのがよかったんだな。
さてさて朝食はどうかな、、、
うーん
これは朝食べすぎちゃう(笑)
品数が多いのが嬉しいし。
なによりお米がうまい。
ソーセージは温かいのを持ってきてくれのもいいですね。。
みそ汁は具沢山。
毎日、こんな朝食でスタートしたいなって感じでした。
食後のフルーツのカットも素敵です。
てっことでやはり大満足。
あとはギリギリまで風呂楽しんで帰ろっと!
まとめ:女将さんの人柄に癒される宿
「民宿 いなりや」のおすすめとして
- 極上の無限風呂
- 郷土料理、圧倒的ボリュームの食事
- 空気がきれい
- 8,000円のコスパ
- 女将さんの人柄
これまた、ケチのつけようのない宿に出会えました!
夕食の圧倒的なボリュームはさすがですね。
でも、やっぱり女将さんの人柄。
一つ一つの言葉が本当に深くて刺さりました。
「幸せをいっぱい持って帰ってな。」
あー名言。
こんなこといえる人になりたいもんです。
うん、言葉通り昨日より幸せ!
ってことでおしまい!
こんにちは、お湯太郎です。 2022年7月に湯野上温泉にある「民宿 赤ひげ」に行ってきました。 「湯野上(神様)がいる温泉」って素敵なフレーズがぐっとくる温泉地。 そんな温泉地に面白そうな宿が、、、 上海出身の女[…]
こんにちは、お湯太郎です。 2022年7月に湯野上温泉にある「温泉民宿 山形屋」に行ってきました。 「湯野上(神様)がいる温泉」って素敵なフレーズがぐっとくる温泉地。 そんな温泉地に口コミが抜群の宿が、、、(じゃらん4.9[…]
こんにちは、お湯太郎です。 2023年3月に福島県の湯野上温泉「みやもと屋」に行ってきました。 湯野上温泉へは、1月以来3回目の来訪です。 何度でも訪れたくなる、素晴らしい魅力を持った温泉地に、 またまた、紹介したく[…]
こんにちは、お湯太郎です。 2023年3月に福島県の湯野上温泉「ひらのや」に行ってきました。 キラキラと西日に照らされたお湯は、まるで神様が住んでいるような、、、 檜の器の中には透明な御神水と見誤んばかりのお湯。 […]