こんにちは、お湯太郎です。
2022年12月に群馬県の霧積温泉「金湯館」に行ってきました。
こちらの宿は、まさに秘境。
山の中の一軒宿です。
金湯館は、温泉に興味なかった私が温泉に目覚めるきっかけになった宿です。
包まれるような極上のお湯。
澄み切った綺麗な空気と岩清水。
疲れや日々のストレスが吹っ飛ぶ、デトックスにもってこいの場所です。
今回は三回目の来訪となりましたが、相変わらず素晴らしい宿でした!
温泉好きな方はもちろん、温泉が苦手な方にとてもオススメしたい宿です。
宿泊料金は1泊2食付きで14,300円。
ブログのコンセプトとは若干ズレてしまいますが、本当に唯一無二な宿ですので、
みなさまにご紹介~。
霧積温泉(金湯館)へのアクセス
東京駅から信越本線の横川駅を目指します。
普通列車・・・約2時間50分(2,310円)
新幹線利用・・・約2時間5分(4,820円)
横川駅から送迎があります。
1日1回の送迎ですので、集合時間を間違えないように駅に行きましょう。
集合時間は前日までに電話で確認があります。
今回は14時57分着の電車を指定されました。
運転するのは若旦那さん。
山道をすいすいっと、進んでいくこと40分。
金湯館に到着です。
今回は約2年ぶりの来訪です。
変わらぬ金湯館の姿にテンションがあがりますね。
では最後に急坂を気を付けて降りて、チェックイン!
部屋:明治17年開業の歴史ある建物
チェックイン作業は雰囲気のあるロビーにて。
歴史を感じる品々がたまらないっす。
ロビーから右に行くと本館。
昔からある建物ですね。
左に行くと温泉に近い別館です。
別館の方が1,000円くらい高いけど、温泉に近いからおすすめ。
本館からだと温泉までちょっと歩くんですよねー。
別館なら部屋からすぐに温泉なので、入浴状況の確認なんてこともでき便利です。
せっかくならゆっくり貸切状態で入浴したいですからね~。
別館は、この岩清水の洗面所がすぐなのも利点かな。
入浴後のキリっとした岩清水は最高。
身体の中から元気になる感覚がします。
今回宿泊した部屋は、この岩清水の洗面台の上にあります。
こたつー!!
温泉宿×こたつの組み合わせは優勝です。
畳が新しいのも素晴らしい。
とても落ち着きます。
2年前と畳の色が違うので、この2年以内に張替えたんだろうな。
寝室は別にあります。
二間も使えて贅沢ですね。
布団の中には、電気あんかがセットされていました。
夜はこのように、
1℃くらいだし、(この日は冬なのに暖かかったらしい)
古い建物だから、どうしても隙間風はあるしで、
電気あんかとこたつに幸せを感じますよ(笑)。
あ、隙間風って悪口じゃないですよ。
不便さもこの宿では最高なのです。
明治の時代にタイムスリップしたような感覚を楽しみましょう。
部屋にはこんなスペースもあります。
手前の障子が居間で奥が寝室です。
以前は2つの客室として利用していたこともあるんだろうな。
ちなみに部屋に鍵はありません、、、念のため。
アメニティとして
- 人数分の浴衣
- バスタオル人数分
- フェイスタオル人数分
- 歯ブラシセット
基本的なものは全て揃っています。
お茶菓子は「開運福だるま」。
地元のお菓子ってのもポイント高い。
温かいお茶で落ち着く~。
トイレは部屋になく共用です。
館内には何箇所かトイレがあります。
冬の金湯館の風景
金湯館は風景もとても素敵なんです。
凍った水車。
水路が凍った、氷のカーテン。
大女将さんは、5月新緑の季節が一番おすすめとおっしゃっていました。
紅葉の時期も素晴らしいでしょうし、四季を感じにいくのも素敵だなと思いました。
ほんとに魅力的な宿だな~。
それでは、次は最大の楽しみのお風呂に行きましょう!
お風呂:身体がお湯に溶けていく極上風呂
脱衣所を開けると、ブワっと硫黄のいい香りが。
1分間に150ℓもの豊富な湯量を24時間楽しめます。
広さは4~5人用ってとこ。
いやー、何度入っても本当にいいお湯です。
浴槽のお湯は体感37度程度って感じかな。
つまり、いつまでも入っていられる湯ってこと。
長時間入っていてもあまり汗もかかず、無限に気持ちいいんですよ。
そして明らかに肌がキレイになっていく、、、
素晴らしい炭酸泉だわ。
昔の人は、この温泉に将棋を浮かべて指したとかなんとか。
うん、気持ち分かる。
一度入ると気持ち良くて出たくなくなるんですよ。
窓を開けて露天気分で最長で1時間ちょい入っていました。
冗談抜きでお湯に溶けていくって表現がぴったりなお湯でした。
圧巻のオーバーフロー。
飲泉もここで目覚めたんだったな。
翌日の腸の調子は絶好調でした(笑)。
洗い場はこんな感じ。
シャワーがないのも味です。
- 源泉名:霧積温泉
- 泉質:カルシウムー硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
- 温度:38.9℃
- PH:8.2
加水、加温、循環ろ過、入浴剤、消毒の表示は見当たりませんでしたが、
さすがに大丈夫でしょう。
消毒有で飲泉可はないですからね~。
それよりやはり掘削自噴が素晴らしい。
ポンプを使って汲み上げている温泉とは、明らかにパワーが違います。
やはり自然の力は偉大だなと。
脱衣所です。
ドライヤーは岩清水の洗面台のところにあります。
1台しか見当たらなかったので持参することをおすすめします。
ってな具合の温泉です。
本当に気持ち良すぎてチェックアウトまでに6回も入浴してしまいました。
しかも毎回30分以上。
出ようとするんですが、あとちょっとと後引く温泉なんですよ。
「体温と一緒くらいのお湯に身体が溶けていく感覚」みなさまもぜひ!
それでは次は夕食にしましょう~。
食事:部屋食でいただく山の幸
朝夕共に部屋食です。
- 夕食:18時~
- 朝食:7時~
これ以降で選ぶ感じでした。
夕食:山の幸の贅沢尽くし
夕食は18時からにしました。
まずは全体図。
「山の幸の贅沢尽くし」といった内容。
まずは、
この美しい、天ぷらからいきますか。
しいたけ、人参、蓮根、かぼちゃ、さつまいも、えのき、舞茸、長ネギ、
と名前が分からない山菜たち。
山の幸すぎる~。
けっこうなボリュームだから胃にくるかなって思ったけど、
軽めの衣がサックサックで全然余裕。
ってか長ネギの天ぷらって初めて食べたけど美味しすぎる~。
実は、天ぷらが冷めきってるんだけど、全然問題なくいけるんですよ。
(厨房が遠いし、部屋まで距離あるし、寒いしで仕方ないことです)
冷めても美味しい天ぷらってヤバすぎる。
野菜や山菜のポテンシャルが高いんだろうな。
ってことで合わせるは
ビールって言いたいんだけど、
今回はノンアルで。(330円)
あ、でもこれ初めて飲んだけど全然うまいっすね(笑)
お次は、刺身こんにゃく。
かつお節との相性抜群ですね!
パクパクっていけちゃいます。
小鉢も充実。
ゼンマイに白ごまとマヨネーズは悪魔的。
こんな美味しい食べ方があるのかと驚きました。
もうねー、野菜がうますぎる。
これは鮎の塩焼き。
このお皿の主役は鮎だと思うでしょ?
実は、、、この添えられている椎茸が主役です。(私見)
ちょっとわかりにくけど、肉厚な椎茸。
醤油をちょんとたらしてからいただくと、
口の中にブワっと香りと旨味が。
鮎も頭から骨まで食べられて美味しいんですが、椎茸に圧倒されました。
お椀はボリューム満点の豚汁。
上の食事の全体像を見てもらうと分かるんだけど、まじでデカい。
具は、かぼちゃ、椎茸、人参、大根、白菜、ごぼうに豚肉。
刻んだ柚子の風味がたまらない。
自宅のみそ汁にも刻み柚子を取り入れたほど。
旅は新しい発見があるから楽しい!!
あー、お腹いっぱいです。
後はゴロゴロして温泉を楽しいんで、早く寝よーっと。
朝食:お米を楽しむ珍味の数々
朝食は8時からにしました。
夕食が早かったのでお腹ペコペコです。
飲泉で消化がいつもよりよかった気がする。
朝食はこんな感じ。
温泉卵ご飯で一杯。
とろろご飯で一杯。
納豆ご飯で一杯。
その間に。
この珍味セットをちょこちょこつまむと完璧なバランス。
岩清水で炊いたご飯が美味しすぎて、
朝から食べすぎ不可避です。
あー元気出る。
「人間の証明」が生まれるきっかけになった、おにぎり弁当
朝食と同時にもって来てくれるのがこのおにぎり弁当。
人間の証明の執筆者の森村さんは、この包み紙にインスパイアされ執筆したとか。
さすが、歴史ある温泉宿。
ひとつひとつにエピソードがあり、お話を宿の方に聞くのも楽しいです。
それ以外にも、勝海舟や伊藤博文に与謝野晶子など、各界の有名人にもゆかりがあるようです。
包みの中には、こぶし大のおにぎりが2つと漬物や佃煮が入っています。
赤い佃煮が正体不明だけどおいし~。
生姜も歯ごたえがいいです。
まとめ:非日常が約束された宿
「金湯館」のおすすめとして
- 極上のお湯を24時間
- 飲泉可能
- 山の幸がおいしい
- 空気がきれい
- 歴史ある雰囲気ある建物
- 非日常感
いやー今回の滞在も100点満点です。
ここの温泉はちょっと別格です。
身体とお湯が一体になる感覚、まさに極楽。
また、色々な表情を魅せてくれる自然のすごさ。
ストレスを抜くのに最適な場所だなと再確認できました。
あ、スマホは圏外とホームページにありますが、普通につながります。
でも、ここはあえて通信をオフにして日常を完全に断ってみるのも、、、
デジタルデトックスもたまにはいいですよ。
次は、新緑の季節に来ようかな。
ってことでおしまい!