こんにちは、お湯太郎です。
2023年4月に、神奈川県の箱根温泉「近江屋旅館」に行ってきました。
東京から1時間で行ける箱根温泉。
箱根って言えば「高級旅館」をイメージしませんか?
東京から近いのでもっと手軽な宿があったらいいのに、、、
そんな悩みを解決できる宿に出会えました。
平日限定ではありますが、1泊2食で8600円。
箱根でまさかの10,000円以下。
それでは、コスパ抜群の宿をご紹介~。
近江屋旅館(箱根温泉)へのアクセス
東京から箱根湯本駅へ。
時間:56分~1時間50分
料金:1,880円~3,640円
めっちゃ近いですね。
さらに、高くつきがちな温泉への交通費が2,000円を切ります。
近くて交通費も抑えられるって神。
やっぱり箱根っていいね。
注意点:グーグルマップには気を付ける。
駅から大人く100円バスに乗ればいいんだけど、、、
歩いて行くかー、なんてグーグルマップに従うと、
ふんふん、ここを左ね。
おー川沿いは気持ちいいな。
ん?ここ?
うそでしょ、、、
写真では分かりにくいけど、登りがきつい。
ってことになるのでご注意を(笑)。
宿の方も「グーグルマップに従うと大変なんです。」
とおっしゃていました。
完全にバス一択。
バスに乗ることを強くおすすめします。
では、宿が見えてきたのでチェックイン!
部屋:ザ・温泉宿
チェックイン開始時刻は15時から。
会社を午後から休暇にするとちょうどいいですよー。
フロントはないので、廊下の一角でチェックイン作業をします。
と言っても、タブレットに表示された住所に間違いないか確認するだけ。
おー、画期的。
なんか不思議な感じがする建物。
道路に面している面は小さいんだけど、奥行きがビックリするほど長い。
落ち着いていていい雰囲気です!
部屋は8畳の和室
部屋の目の前にお風呂がある部屋でした。
これは実質、お風呂付なようなもん。
ラッキー
2畳分の広縁があり、部屋はとても広く感じます。
窓の外の緑が目にも優しい。
山が近いからなのか、鳥のさえずりが素敵な雰囲気を作ってくれます。
洗面台は広縁にあります。
トイレがない部屋だけど洗面台があれば十分。
ドライヤーは風量が弱すぎるので、髪が長い方は持参しましょう。
布団は最初から出ているので広げるだけ。
シーツはすでにセット済みなので楽ちん。
冷蔵庫周辺。
ポットの水は地域の水源から引いている天然水とのこと!
雑味のない優しい味わい。
本当の水ってこんな感じなんだよねー。
もう絶対当たり宿!
水の美味しい宿にハズレはありません。
絶対料理も美味しいんだろうなと。
アメニティはこちら
- 人数分の浴衣
- フェイスタオル人数分
- 歯ブラシセット
館内共用部分
トイレ等の共用部分を簡単に紹介。
トイレ
男女別に分かれています。
部屋からも近く不快感もないのでノンストレス。
自動販売機
良心的な価格。
お酒も21時まで注文可能なようです。
こんな感じの宿です。
それでは次は風呂いきましょう!
お風呂:不思議なパワーのある温泉
お風呂の概要
大きいお風呂と小さいお風呂の2つがあります。
どちらも鍵をかけて貸切で利用します。
24時間入浴可能です。
そもそも部屋数が少ないので、どちらかは常に空いていました。
貸切+24時間利用は本当に嬉しいです。
成分表はこちら
重要事項を以下のとおり。
- 源泉名:馬立場温泉
- 泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
- 温度:39.9℃(使用位置41℃)
- PH:8.3
加水、消毒、循環ろ過はないけど、加温有の温泉です。
源泉の位置が遠いのでしょうか、39.9℃あれば加温しなくてもいいのに。
でも加温しているので、安定した気持ち良さがありました。
ってことで、いざ入浴。
大きい方のお風呂
やっぱり温泉には不思議な力がありますね。
この日は風邪じゃないんだけど、原因不明の調子の悪さがありました。
しかし、温泉に入るとびっくり。
今までの不調が嘘のよう。
疲れや嫌なものを流してくれるパワーを感じました。
忙しい時期だったけど、来て本当によかったって思わせてくれる温泉です。
おっと、話が少しスピリチュアルな方向に行ってしまった(笑)。
そうそう、自由に窓を開けられるから露天気分もいけますよ。
浴槽の形が寝転がりながら浸かれるのもポイント高いです。
外気を感じのんびりリラックス、正に至福の時間です。
ただ網戸がないから虫に注意です。
オーバーフローはこのとおり。
加温しているので、適温そのもの。
そして、やたらと汗が出る温泉です。
お風呂上りは汗だく確定だと思うので、しっかり水分取って、浴衣着てゴロゴロ。
もうね、一気に元気になれますよ!
脱衣所の雰囲気好きです。
小さいお風呂
タイルが雰囲気あるお風呂です。
小さいお風呂の方がお湯が入れ替わるから好きだなー。
こっちも窓はありますぜ。
無駄がない洗い場。
シャワーの水圧も問題なし。
これは脱衣所です。
大きい方とは全然ちがうのもいいね。
ってな感じでのお風呂です。
いやー、一気に元気になるとお腹減りますね。
部屋でゴロゴロしつつ夕食を待ちましょう。
食事:不思議なBGMの食事会場で。
朝夕ともに食事会場でいただきます。
食事の時間は、
- 夕食:18時か19時
- 朝食:8時か8時30分
どちらかをチェクイン時に選びます。
時間になり準備が出来ると部屋に内線がかかってきます。
お、18時ぴったりに電話が鳴りました。
では夕食会場へ。
夕食:まるで料亭です!絶品煮物に、熱々天ぷら
まずは全体図。
お、盛り付けや器にこだわりを感じます。
これは楽しくなる予感!
まずは前菜からいきましょう。
パストラミに柚子胡椒、キュウリには粒味噌、見た目のいいかまぼこに、干し柿。
とても10,000円以下の旅館には思えないラインナップ。
この値段でしっかりした前菜。
気分も盛り上がります!
次は酢の物。
茗荷、クラゲ、タコ、キュウリと透明な海藻。
タコの食感の後に茗荷独特の風味が大人の味わい。
とても品のある一品。
よし、今日は
君に相手をしてもらおう。
頼んだビールとともに、
揚げたての天ぷらを持ってきていただきました。
絶妙なタイミングとはまさにこのこと。
穴子、海老、春菊、さつまいも、茄子の天ぷら。
しかも衣が薄くて私好みが嬉しい。
茄子のトロトロを楽しんで、ビール。
さつまいものホクホク感を楽しんで、ビール。
春菊を美味しく感じる年齢になったんだと思いながら、ビール。
穴子と海老は間違いないねと思いながら、ビール。
熱々の天ぷらとビールは殿堂入りしている組み合わせ、最高だぜ。
はぁ~最高の時間。
見た目が涼やかな豚しゃぶサラダ。
トマトが甘くて美味しい。
やたら上品に感じるゴマドレッシングとの相性は抜群!
これまた丁寧な一皿に大満足。
丁寧に皮を剥いた茄子、優しい味がする里芋。
濃い目に味付けをした「伽羅蕗」。
癖の強い食材を活かした最高の味付けです。
こんな丁寧な煮物にはお酒で答えないと。
ってことで「箱根のしずく」。
グラスが涼しげでいいですねー。
水みたいにサラサラした口当たりの後にくる芳醇な旨味がとてもいいお酒です。
煮物をあてに飲んで大満足。
年取るのも悪くないな。
あー、いい夜。
日本酒があるうちにお刺身もいただきましょう。
「海老は殻剥くのが大変だと思うけど殻付きの方が美味しいから」
と女将さん。
いやいや、美味しく食べられるなら手間なんて惜しみませんよ。
こだわりだけあって本当に美味しい海老のお刺身。
サーモンもトロトロだし、帆立もあっまい。
日本酒との相性も抜群っすね。
そうそう、さらにこの雰囲気を盛り上げてくれるのが
アニソンジャズ。
そう、BGMがなぜかアニソンジャズなんです(笑)。
一度ん?
って気になると、次はなにが流れるんだろって気になります。
ちょっと古めの曲がまたよく、「この曲懐かしくない?」など、会話も弾みます。
女将さん曰く
「たまにはいいでしょ」とのこと。
うん、ナイスチョイスです。
茶碗蒸しもなかなかの変わり種で美味しい!
なんと、
アサリ、モッツァレラチーズと栗を使用しているんです。
アサリの濃厚な風味にチーズの風味が加わりとても贅沢な一品に仕上がっています。
銀杏の代わりに栗をつかっているのもいいね。
お米も輝いています。
水が美味しい土地で炊いたお米は本当に絶品。
水が美味しいって一番重要ですわ。
かに玉のお吸い物。
これまた上品な塩味がいい感じです。
すっと身体に馴染んでいく味だなー。
デザートのフルーツも盛付がいいね。
ライチなんてなかなか食べないからありがたいです。
いや、ほんとちょっとした料亭のご飯でした。
心地よいBGMと、美味しい料理に地元のお酒。
なんか染みる最高の夕食となりました。
これは朝食も期待!
うん、いい朝。
漁港が近いから干物もいい感じに仕上がっております。
鯵の干物を食べるとこっち方面に来た感じがしますねー。
ってなわけで乗せ丼。
うますぎるな。
温泉卵もいい感じにトロトロですぜ。
いい朝食。
昨日の体調不良が嘘のように消し飛んでいました。
あー元気になった!
まとめ:この値段でいいの?定宿決定!
ってのが率直な感想です。
東京から1時間でオアシスを発見しました。
忙しかったり、疲れたりしたらここに来ることにします。
しかも金曜の午後有休を取るってのが最高のスパイスですね。
みんなが働いている時間に風呂に入り酒でも飲む。
もうそれだけで元気でますよ(笑)。
で、土日は有意義に過ごすと。
ってことでおしまい!
こんにちは、お湯太郎です。 2022年10月に神奈川県の宮ノ下温泉「温泉民宿 みたけ」に行ってきました。 高めな旅館が多い箱根の温泉に、1泊2食で1万円を切る温泉宿が、、、 それもただ1万円をきるだけでなく、 1泊2[…]