こんにちは、お湯太郎です。
2022年11月に静岡県の湯ヶ野温泉「温泉旅館 踊子荘」に行ってきました。
宿の名前の由来は、川端康成の「伊豆の踊子」から!
そう、この温泉地は伊豆の踊子の舞台となった温泉地です。
そんな温泉地に
- 部屋数6部屋
- 食事の評価が良好
- 24時間源泉かけ流し(じゃらんの情報では加温)
1泊2食で7,700円~
(【リーズナブル2食付】お布団はセルフ!だからお値打ちでご宿泊♪料理宿の旬の味覚に舌鼓。)
と興味深い宿を発見!
天城峠を超え、下田を目指した踊り子たちと同じルートを辿り、宿泊した温泉地に泊まる。
なんか素敵じゃないですか(笑)
ってことで同じようなルートを辿って来ました!
(もちろん徒歩ではなくバスですが、、、)
てなわけで「温泉旅館 踊子荘」をご紹介~。
東京駅から湯ヶ野温泉(踊子荘)へのアクセス
まずは電車で修善寺駅か河津駅を目指します。
新幹線・・・1時間45分(4,590円)
在来線・・・3時間(2,830円)
東京駅から河津駅
特急・・・2時間30分(5,803円)
在来線・・・4時間(3,703円)
駅からは東海バスに乗り継ぎ。
河津~湯ケ野・・・15分(360円)
目の前にある商店のフルーツサンドが外せません!
地元の八百屋が厳選した、生フルーツサンド「hatsumi Premium」。
今までフルーツサンドって別にな~って思ってましたが、世界観が変わりました。
チェックイン前に買って、宿でゆっくり味わいましょう。
ほんとおすすめ!!
ってなわけで、準備万全でチェックイン。
部屋:8畳+広縁
「今出かけちゃったからちょっと待ってて~」
とおじいちゃん。
家族経営だそうで娘さんが仕切っているようです。
ロビーで待たせてもらっている間に、この辺の土地の話をしてくれました。
縦断道路のことや、天城峠の話などなど、
どれも興味深くとてもいい時間でした。
そんなことをしていると、
「急に部屋が空いたのでトイレつきの部屋にしときました。」
と女将さん。
今回は冒頭でも書いたように、格安の民宿プラン。
料理の差はあれどもトイレ付の部屋は12,100円~
大グレードアップです。
どうですか?
めちゃめちゃいい部屋じゃないですか?
窓から見える景色は、、、
きちんと整備された純和風のお庭。
温泉旅館っぽいな~ってことで、
気分があがるあがる。
とてもいい部屋なので別の角度からの画像も載せときます。
金庫もありますね。
お茶菓子はないけど、、、
フルーツサンドがあるから問題ないぜ。
- ハンドタオル
- 歯ブラシセット
- 浴衣
民宿プランなのでバスタオルはなしです。
こちらも民宿プランなので、お布団はセルフです。
部屋に冷蔵庫はないけど、
- アルコール・・・280円~
- アルコール以外・・・120円~
自動販売機を冷蔵庫代わりに使えば問題ないです。
いやー、綺麗だし、いい部屋だし、グレードアップだし、
とても満足度の高い落ち着く部屋です。
ではでは、次は風呂行きますか。
お風呂:河津川の石風呂
長い廊下を歩くと内風呂に到着。
「昭和47年の開業から増築を繰り返しているのでこんな造りになっているんです。」とのこと。
なるほど、そんな話も宿の歴史を感じられて素敵です。
お風呂の利用時間は24時間入浴可能と最高なやつ。
時間を気にせず入浴出来るのは嬉しいですね。
露天風呂もあるようですが、長期改装中とのこと、、、残念。
重要事項説を抜き出すと
- 源泉名:湯ヶ野財産区 湯ヶ野12号
- 泉質:カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(低張性、弱アルカリ性、高温泉)
- 温度:53.6℃
- PH:8.4
高血圧とかに効く「傷の湯」ってやつですね。
そういえば、加水、加温、循環、消毒の表示は見当たりませんでした。
じゃらんには温泉かけ流し(加温)なっていたので、
循環や消毒はなしなんだと思います。
お風呂は、河津川の石を集めた石風呂。
宿の規模と比較すると大きすぎる。
6人以上は余裕で入れる広さのでとてものびのびできます。
窓も大きいから全開にして露天風呂気分も楽しめますよ!
岩にびっしりこびりついた温泉成分も美しい。
突然ですが、おすすめの入浴方法をご紹介します。
この赤い〇の岩に肘を置いて漫画読みながらの入浴しましょう。笑
高さがちょうどいいのか、とってもリラックスできます。
温度も適温なので、1時間以上、時間を忘れて漫画を読んでいました。
半身浴状態なので汗もダラダラとでてきて、デトックスも捗る。
皆さんも漫画持ち込みましょ笑
(もちろんお湯につくなんてことのないよう注意しましょう)
洗い場はこんな感じ。
シャワーは1台しかないので不便と口コミにありましたが、
そもそも6部屋しかないので、よほどタイミング悪くなければ問題ないんじゃないかと思いました。
こちらが脱衣所。
余計なものが置いてなくスッキリした印象です。
それにしても、ついつい長湯してしまういいお風呂でした。
特に朝風呂で漫画は最高の雰囲気だったな~。
めっちゃリラックスできました。
ってことで部屋で夕食を待ちましょう。
食事:目でも楽しめる自家製野菜を使った旬の料理
朝夕共に部屋食です。
- 夕食:18時30分~
- 朝食:7時~
これ以降から選びます。
だいぶ時間には融通利くようでしたよ。
夕食:メイン級の品々が多数の豪華料理
時間になると内線がかかってきて、隣の部屋に移動します。
食事の部屋は別ってのもいいですね。
部屋を2つも使えて得した気分です。
まずは全体図。
とても1万円以下の宿とは思えない豪華さ。
なんか、器が美しいなと感じたので聞いてみると、
「器は有田焼をメインに使用しているんです。」
なるほど、料理と器のバランスといい、配色といい、
めっちゃセンスいいです。
どれから食べようか迷いましたが、酢の物から。
酢味噌にしめ鯖とホタテとキウイフルーツを和えた一品。
キウイに酢味噌?
って思ったんだけど、
これはキウイの甘さが引き立つやつですね。
美味しすぎる。
サバの〆具合も最高だし、ホタテは肉厚だしで
この宿当たりじゃね?っと期待が高まります。
次は天ぷら。
海老、ほたて、ししとう、食用菊、ゆかりご飯。
食用菊は新潟から、
女将さんの実家なんだって~。
菊の香りがほんのりして、その後にくる苦みが大人の味。
って、ゆかりご飯の天ぷら!?
これが以外にも、もちもちしててうまいんだわ。
初めて食べる料理って、感想言い合ったりして楽しいです。
この段階で完全に当たりを確信!
料理上手の宿ってほんと幸せ~。
お酒は新潟のお酒です。(2合900円)
地元のものじゃなくてごめんなさいってことでしたが、
料理に合うセレクトなので問題なし。
スッキリしてて、この宿の料理にベストマッチ。
やっぱり日本酒は刺身でやりたいよねってことで、
刺身をいただきます。
鮪、ビンチョウマグロ、鯵とのこと。
さすが伊豆、ワサビは天然ものです。
雑味のないワサビをちょんとお刺身につけて、日本酒で流し込む。
はぁ、もうね。
肉が食べたかったらローストビーフを。
そこいらのビュッフェで食べるより断然おいしい。
付け合わせの野菜も全て自家製だって。
うん、野菜がうまい。
これは、鰆のホイル焼き。
ちょっと濃い味付けで、ご飯がすすむすすむ。
てかここでもキノコがうまい。
どれもメイン級の料理だけど、自分の中でのメインのブリしゃぶ。
このブリしゃぶほんとにヤバい。
ブリしゃぶって苦くて魚臭くてちょっと苦手でしたが、
ここのは一味も二味も違います。
魚の臭みなんてどこの話って感じでちょっと感動しました。
そしてここでも野菜がうまい。
鍋の出汁がおいしすぎて雑炊不可避。
そして最後の一滴まで完飲不可避。
こんな美味しい雑炊食べたことないっす。
お吸い物には湯葉が入っています。
ほんと品のいい料理ばかりで気分いい。
デザートは紫芋の餡。
こちらも自分の畑で採れた紫芋だそうです。
近所にこんな和菓子屋さんがあったら通うレベル。
料理上手だし、素材はいいし、センスはいいしで、最後までほんと大満足。
河津川の音をBGMにとても会話が弾むいい食事となりました。
個室ってのも気を使わなくいいね!
こりゃ、朝食も期待です。
朝食:伊豆はやっぱり干物
朝食は7時30分からにしました。
甘えび、干物、ぜんまい、にお蕎麦。
卵がポーチドエッグってのも素敵です。
驚いたのが、みそ汁に柚子が刻んであること。
これが抜群に美味しくて、こんな使い方もあるのかと感動しました。
家でもやろっと。
山で採れたぜんまい。
濃い味付けでごはんのお供に最適です。
山芋が美味しいお蕎麦。
粘りっけが最高でした。
一口でツルっと。
朝から蕎麦っていいですよね。
伊豆といったらアジの干物は欠かせませんね。
ふっくりしてておいし。
これ食べないと伊豆の朝は始まりませんね。
どれも素朴なんだけど一手間加えている、工夫を感じる素晴らしい朝食でした。
朝から食べすぎちゃったな。
では、最後のお風呂に入って、
バスの時間までゆっくりして帰りますかね。
まとめ:ここの旅館は料理が一番
「踊子荘」」のおすすめとして
- 風呂が24時間
- 宿泊費が7,700円
- 夕食最高
- 朝食最高
- のんびりした家族経営
なんといってもここの宿は食事です!
美味しい料理を出す宿が多い伊豆の中でも、頭一つ抜けてるかなと感じました。
センスのいい女将さんの絶品料理の数々、、、
今思い出しても、口の中に涎がたまるような。
ほんと最高でした。
ブログ書いてたらまた行きたくなってきたなー
よし、予約いれよ
ってことで、おしまい!
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