こんにちは、お湯太郎です。
2022年9月に北海道のオソウシ温泉「鹿乃湯荘」に行ってきました。
こちらの宿は、まさに秘湯の温泉!
このようなダート道を7キロ進むと辿り着く温泉です。
こちらの宿、温泉・食事・従業員さん全てが本当に最高でしたので紹介と思っていたのですが、
なんと2022年11月から長期の修繕に入るとのこと。
(営業再開は2023年11月とか?)
ただ、本当にとてもいい宿だったので、
自分の備忘録を兼ねて、記事にしていきます!
あ、そうそう値段は1泊2食で8,000円とコスパも最高!
客室:2間の広々空間
さて、宿の紹介。
駐車場に車を停めると、番犬の「けんちゃん」がお出迎え。
14才と高齢な看板犬。
車や動物が来るとちゃんと吠えて、お仕事していてえらかったな。
「鹿乃湯荘」だからなのか、鹿の剥製に北海道を感じながらチェックイン。
まずは券売機で宿泊券を購入します。
宿泊券(A)を購入。
8000円のスタンダードプランです。
部屋は寝室と居間が分かれているスタイル。
正直、外観の雰囲気とは別世界ってくらい、いい部屋。
こっちは寝室。
布団がふかふか。
夜は、間接照明の光でいい感じになります。
ほんと落ち着く空間。
こっちは居間の部分。
もともと、2つだった部屋を1つに改装したんでしょうね。
広々とした部屋です。
この部屋テレビがないのがとてもいい。
スマホは圏外だし、Wi-Fiは遅いしでデジタルデトックスにおすすめ。
画面を見ない夜、何年振りだろ、、、
ゆっくり会話が出来るし、感覚が回復していくような、
非日常を楽しめます。
冷水とお茶セット。
冷水は沢の水です。
風呂上がりに美味しすぎて、全部飲んでしまいました。
アメニティはこんな感じ。
- ハンドタオル
- バスタオル
- 浴衣
- 歯ブラシ
必要なものは揃っています。
共同部分(トイレ、洗面台、冷蔵庫、ロビー)
トイレはこんな感じ。
お風呂:強アルカリのお湯(飲泉可)
お風呂は源泉かけ流し。
24時間いつでも利用できる最高なやつです。
(露天風呂は10時まで)
重要事項説を抜き出すと
- 源泉名:オソウシ温泉
- 泉質:単純硫黄温泉(アルカリ性低張性低温泉)
- 温度:26.9℃
- PH:9.87
- 湧出量:67ℓ(自然湧出)
源泉温度は低いので、加温しています。
でも、源泉風呂もあるし、
なんったって自然湧出!
自然湧出の温泉はパワーが違うなってことで、
やはりパーフェクトな温泉!
飲泉可ってのもデカいですよね~。
明らかに翌日の体調が良かったです。
内風呂(源泉風呂つき)
広い方は加温されているので適温。
メインはこっち。
源泉風呂!
ぐ~っと我慢しながら、肩まで入ると最高に気持ちいい。
なんだろ、冷たいんだけどパワーを感じるってか、
身体が温泉と馴染んですごい癖になります。
強アルカリなのでトロトロ、ヌルヌル。
入りすぎ注意なんでしょうけど、広い方と交互に入浴するのが、
よすぎてついつい長く入ってしました。
余計な角質が取れて体中ツルツルになるのは言わずもがな。
露天風呂
大自然の露天風呂です。
川の音しか聞こえない最高の空間。
夜のライトアップがさらに最高。
「宿泊はお客さんだけだから、日帰営業が終わった後は好きに使ってください。」
って言われていたのです。
営業が終わる20時からは真の貸切。
真っ暗な夜空を見ながら、本当にリラックス出来ました。
こっから湧出しているんでしょう。
温泉成分の色がとても美しい。
こんなものが落ちていました。
遭遇したらほんと恐ろしい。
9月の上旬は虫もほとんどおらず、快適でした。
なんか時期によってはアブが発生するので落ち着いて入れないみたい。
貸切だし、ほんといいタイミングで行ったわ。
洗い場と脱衣場はこんな感じでした。
シャワーは温泉じゃなくて、沢の水。
カルキとかないから、髪の毛がまとまりやすい。
いやいや、ここも本当にやばい温泉でした。
北海道強すぎ。
ってことでいい感じに腹減ったので食事に行きます。
食事
朝夕共に1階の食事スペースでいただきます。
横並びで食べるのが良かった。
夕食:北海道の食材を使った家庭料理
夕食は18時30分からです。
まずは全体図。
これ全部、女将さんが献立を考えて旬の食材を使っているんだって。
北海道って、なんでこんなになんでもおいしんだろってメニュー。
お米とみそ汁は温泉水つかってるってのもテンション上がる。
まずはこちらから、
コーンスープをかけた茶わん蒸し。
コーンの甘さがとてもいい。
とても洋風な味わいにちょっと感動。
バイ貝を生姜で味付けた小鉢。
コリコリっとした歯ごたえを楽しむと、ブワって貝の旨味が。
生姜で臭みは一切なし。
女将さんの料理の腕やばいな。
「蒸しただけのものですが」
ってアツアツをもって来てくれた、
しゃがバタ。
人生でこんなうまいじゃがバタ食べたことないです。
焼魚はマス。
塩加減が丁寧だな~。
お刺身はとろとろで脂のノリがいいな。
特に海老!
あっっますぎる。
これソースが美味しすぎて聞くと
「シソを刻んで、みりんと醤油で味付けしただけです。」
これがマジでうまい。
茄子との相性抜群!
煮物もいちいちうまい。
北海道の食材×女将さんの腕=優勝
って感じで大満足。
記憶に残る料理。
もう食べられないのが悲しい。
女将さんも改装と同時に引退するんだってさ、、、
お酒を注文するのを忘れるくらい、夢中になれる料理(人生初)。
朝飯も楽しみ!
朝食
山芋あるじゃんって、テンションあがるやつ。
ほうれん草のおひたしがシャキシャキ。
鮮度抜群です。
このおからのやつが最高にうまい。
素朴な味なんだけど品があるんだわ。
玉子焼きも美しいね~。
甘さ控えめで、料理上手なのが伝わってきます。
食後に煎れてくれたくれたコーヒー。(ヨシダのコーヒー)
これは女将さんがわざわざ街のデパードで買っている、帯広のコーヒー。
コーヒーが趣味なんですって言うくらいだから
ほんとに美味しいし、拘りを感じる。
綺麗な空気とコーヒーの香り。
贅沢な朝の時間でした。
まとめ:改装後も是非このままで
本当に最高の体験だったので、変わらずにあってほしいと思いました。
優しくて、話し好きで、料理上手の女将さん。
改装と同時に引退されるようで、、、
最後、車が見えなくなるまで見送ってくれている姿が目に焼きついています。
けんちゃん。
女将さんが
「みんながけんちゃんに支えられてここまでやってこれた」
って思い出を話してくれたのも印象的。
お出迎え、警備、見送りとありがとう。
あー、なんか本当に行ってよかった。泣
リニューアル後も期待しています!
おしまい!