こんにちは、ジャランです。
2021年8月福島県の飯坂温泉に行ってきました。
今回宿泊した「ほりえや旅館」は、飯坂温泉の中心にある観光の拠点として立地のいい旅館です。
お話し好きな若旦那、親切でとても気の利く若女将、元気いっぱいでかわいい子供たち。
みなさんの生活音が聞こえてきて、ご家庭に間借りしているような。
それでいて、部屋に居るときは1人になれる、距離感もいい温かい宿でした。
初めての一人旅でしたが、寂しさもなく充実していたのは、ほりえや旅館に宿泊したからかもしれません。
また、宿泊料金は1泊2食付で1人7,750円と非常にコストパフォーマンスに優れています。(入湯税含む)
それでは、画像多めでホテルのレビューをしていきたいと思います。
東京から飯坂温泉
福島交通飯坂線 JR福島駅から飯坂温泉駅へ23分
「飯坂温泉駅」駅下車、徒歩5分程度です。
観光協会を右手に、直進すると到着します。
共同浴場「鯖湖湯」の隣なので、案内看板がそこら中にあるので迷うことはないと思います。
部屋
チェックイン開始時刻を少し過ぎた、15時50分に到着です。
まずは、宿泊者情報を宿帳に記入します。
記入が終わると若旦那さんがお部屋に案内してくれます。
お部屋に案内された際に、食事の時間や入浴ルールを気さくに説明してくれました。
「楽しんでください。」とすごい笑顔で言っていたのが、印象的でした。
初めての一人旅の緊張が一気にほぐれた気がしました。
「さくら」と札がある部屋に宿泊しました。
階段を上がってすぐのお部屋でした。
部屋には外鍵はなく、内鍵のみという昔ながらのつくりです。
鍵がないので、貴重品はフロントで預かってくれるそうです(私は利用していません)。
お部屋は10畳+広縁。
建物は明治15年創業らしく年季が入っていますが、しっかり清掃されているので気持ちよく過ごせます。
このお部屋、天井が低いんですよ。明治から令和になるまでに日本人の身長が伸びた証です。
歴史を感じる旅館です。
お部屋からの眺め。
昼の暑さとは一転、夜は涼しく、網戸にしておくと気持ちいい風が入ってきます。
部屋から見える景色はとても雰囲気がよく、いつまででも見ていられます。
お茶請けは飯坂名物「巻せんべい」
お茶請けに名物があると試せて嬉しいです。
布団は、食事後に敷いてくれます。
あまり上手に写真撮れていなくてすいません。
寝具には湿っぽさや、嫌な匂いなどなく清潔でしたよ!
ちゃんと天日干ししてるのが通りから見えていたので安心です。
部屋には冷蔵庫も完備されていました。
夏の旅館に扇風機っていいですよね~。
エアコンつけるより心地いいです。
アメニティとして
- 人数分の浴衣
- バスタオル1枚
- ハンドタオル1枚
- タオルハンガー
- はぶらしセット
基本的なものは全て揃っています。
共用部分
トイレ
古い造りですが、しっかり掃除されていて清潔です。
男性用
漫画、雑誌
部屋の前に、漫画や雑誌のコーナーがあります。
少年漫画やバイク雑誌が多かったですね。
お風呂
24時間利用できる、貸切のお風呂が2つあります。
予約制ではないので、鍵がかかっていない時間に鍵をかけて使用する完全貸切制です。
部屋数も多くなく、源泉が熱く長く浸かってられないので待ち時間はほとんどないと思います。
私は、滞在中5回利用しましたが、どちらかは空いていました。
※脱衣所は明るく清潔
飯坂温泉の源泉はどれも高温(50℃以上)です。
ほりえや旅館のお風呂は、隣にある共同浴場の「鯖湖湯」と同じ源泉を使用しているので熱くて気持ちいい。
肌がスベスベになりますので、女性におすすめ。
※これは大きいほうのお風呂。
浴槽の真ん中に沈んでいる石?に腰かけるとちょうどいい具合に半身浴になり最高。
シャワーはないので、ホースから出る水で源泉を薄めて身体を洗います。
こっからお湯をすくいます。
小さいお風呂の方が、若旦那曰く冷めにくいらしいので熱めです。
少しでも熱いお湯が好みな人には小さいほうがおすすめ。
ちなみに若旦那は、小さいほうのお風呂は熱くて苦手らしいです(笑)。
脱衣所にはダンベルが置いてありました。男だったら使ってしまいますよね(笑)。
私は、入る前に片腕5回ずつと決めてやりました。
ドライヤーは脱衣所にあります。
部屋でゆっくり用意したい場合はドライヤー持参した方がいいです。
それと、脱衣所の蛇口からはは天然水?
飲料水としてどうぞと若女将が言っていました。
旅館にいる間は、ペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やして飲んでいました。
食事
食事は朝夕ともに部屋食です。
時間になったら、若旦那と若女将が用意してくれます。
夕食
夕食は18時20分~でした。
まずはメインを乗せたお盆が運ばれてきます。
食前酒は梅酒とのことなのでいただきます。
本日のメインは豚のしゃぶしゃぶ、福島県産の豚肉に福島産のえのきと舞茸をさっと湯がいて巻いて食べる。
豚の甘みが広がり、触感はきのこがコリコリっといい味出してる。美味しかったなぁ~。
大事に食べていたら、固形燃料が切れてしまったのは焦りました(笑)。
続いて間髪いれずに、二の膳が運ばれてきました。
お刺身、魚の煮付け、牛すじ煮込、煮びたし。
ゆっくり食事を楽しむのにはいいメニューです。
煮びたしのナスがいい味だしてたな。
ステーキやアワビの豪華メニューより、家庭的な料理はほっとします。
折角ですので、飯坂で作っている地酒を注文します。
若旦那「変わったラベルですけどいいですか。」
「摺上川」1,100円(飯坂真尋ラベル)
たしかに特徴的なラベルです(笑)
コースターは持って帰る人がいるらしく、汚れないように置いてくれます(笑)。
(なぜかコースター持って帰りました)
このお酒かわいいだけでなく、味もすっきりしていて水感覚で飲みやすい。
秋はひやおろし、冬は生酒、今回の時期は火入れと季節によって楽しめるそう。
福島県のお米に、福島県の水、福島県の酒蔵とオール福島で作られた「摺上川」。
とても料理に合う、いいお酒でしたので、シーズン毎に試してみたいです。
続いて〆のお盆が運ばれてきました。
ご飯がでてくるのを待ちわびていました。1枚残していたしゃぶしゃぶを口に運び間髪入れずに白米をかき込む。
最高のマリアージュですね。
お椀も優しい味で、蕎麦もいい量。
一粒残さず完食しました。
地元の梨と桃。
福島県の桃って固めの触感なんですね、どちらのフルーツも甘く完璧なデザートでした。
地元のものを食べられたて大満足な夕食でした。
朝食
朝食は何時からがいいですかと聞かれたので、8時からお願いしました。
ある程度こちらの都合に合わせて対応していただけるようです。
とろろで一杯。(2位)
たまごで一杯。(1位)
煮物で一杯。(3位)
焼魚で一杯。(4位)
※()内は個人的ご飯のお供ランキング
朝からお腹がはち切れるくらい食べました。
朝食は若女将が運んでくれました。
卵は飯坂温泉名物の「ラヂウム玉子」、醤油は福島県産の地のもの。
是非ご飯にかけて食べてくださいとのことでした。
さっそくやってみます。
これがまた最高においしい!
海苔を巻いて食べるとさらに幸せ!!
目の前にある、「玉手商店」さんのラヂウム玉子と言っていたので自分へのお土産として買って帰りました。
4個入りで200円と良心的。
しかし、妻に3つ食べれれてしまいました(悲報)。
朝食も夕食に続いて大満足でした。
旅館の朝食って、ほんと素晴らしいです。
あ、あとお茶も美味しいんですよ!
野草 樹麗茶
近所のお茶屋さんで売っています。
食後に相性のいいヘルシーなお茶です。
温泉むすめ 飯坂真尋
ここまで、読んでいただいた方はおかしな写真が何枚かあったことに気づいていると思います。
そう、宿の至る所に「飯坂真尋」ちゃんがいるんです(笑)
これは個人的に一番かわいいと思ったパネル。
ロビーでは、グッズを販売しています。
極めつきは飯坂真尋ルーム
このお部屋はTwitterのみの限定販売らしいです。
ご飯を食べ終わって、ゆっくりしていると、若旦那さんから面白い部屋があるので見学しませんかとお誘いを受けました。
どうですかこの部屋(笑)
写っていないところにも温泉むすめのグッズが大量にあります。
ここのグッズはファンの方が部屋を充実させるために、置いて行ってくれるそうです。
コロナ禍で宿泊がキャンセルになる中、ファンの方は感染対策をしっかりしてこの部屋に泊まりに来てくれてる。
それほどこの部屋目当ての宿泊客が大勢いらっしゃるみたいです。
このキャラを取り入れたことで、いい交流が生まれているんですね~。
「飯坂温泉」といえば昔は有名な観光地、、、でも現在若い人には知名度がない。
このままじゃ寂れてしまう、昔の活気を取り戻したい。
ということでこの「温泉むすめ」を取り入れたらしいです。
他に、クラウドファンディングやロシア人のホームステイの話や色々な話を伺いました!
興味ある方は、若旦那に話しかけると色々な話をしてくれて、面白いですよ。
まとめ
明治15年創業の歴史ある旅館。
このお値段で昔ながらの雰囲気の中ゆっくり出来るのは満足度が高いと思います。
歴史ある旅館にありがちな気取った雰囲気など皆無で、実家に帰ったような温かく懐かしい雰囲気。
小学生のお子さんに、話しかけられたときは自然に顔が笑顔になったことを思い出します。
温泉も貸切で24時間いつでも入れるのもポイントが高い。
肌もスベスベになりますよ~。
食事もしっかり吟味した地のものを美味しくいただけます。
これだけの素晴らしい要素が揃っているほんとうにいい旅館です。
若旦那さんのキラキラした目で語る様々な挑戦を聞いていると、不思議と飯坂温泉を応援したくなりました。
タオルが入っていた袋しっかり持ち帰りました。
私も飯坂真尋推しです(笑)
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