こんにちは、お湯太郎です。
2021年9月長野県の渋温泉に行ってきました。
今回宿泊した「若木屋旅館」は、総部屋数が5部屋のこじんまりとしたアットホームな宿です。
宿泊料金は1泊2食付で1人9,750円と格安でした。(入湯税含む)
この旅館の一番のポイントは料理が最高!な点に尽きます。
自分のところの畑で収穫した野菜を使った様々な料理は絶品。
料亭でもないのに、作り立てを熱いうちにもって来てくれる、気遣いは素晴らしいと思いました。
家族経営の小さな旅館ですので、ご家族と会うことがありますが、みなさん話しかけると暖かい対応をしてくれます。
それではそんな、「若木屋旅館」を画像多めでレビューをしていきたいと思います。
東京から渋温泉
長野電鉄 長野駅から湯田中駅へ約50分
「湯田中」駅下車、徒歩約20分です。
川沿いの道を歩くと上り坂がないのでおすすめ。
最寄りのバス停から歩いて3分らしいですが、歩いても問題なかったですよ!
※WEB上では送迎ありとの情報もありますが、現在は行っていないようです。
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部屋
チェックイン開始時刻を少し過ぎた16時頃に到着。
チェックインは個人情報がすでに入力されている用紙にサインするだけ。
ここで外湯の利用方法と鍵をなくした場合の説明を受けます。
※外湯の鍵はフロントで借りられます。
宿泊するお部屋は2階にある「1」と札があるお部屋です。
え、本当にこの値段でこんな広くて綺麗でいいの?
しかも独立洗面台とトイレまでついている!
お部屋を見た瞬間この旅館は当たりだと確信しました。
妻の機嫌も良くなっている。(重要)
旦那さんが畳屋さんらしく、畳の状態が素晴らしい。
畳が気持ちよくて、1時間くらい寝ちゃいました。
お茶セットはテーブルに用意されています。
お茶請けは温泉まんじゅうです。
赤と青の器には、梅干しが入っていました。
お菓子以外が置いてあるのは珍しい。
ご家庭で作ったものなんでしょうね。
そして1万円を切る料金で、部屋にトイレがあるんです。
やっぱりトイレも清潔!
さらにお部屋には、独立洗面台もあります。
洗面台の鏡には曇り一つありません、隅々までしっかり手入れがされている証拠です。
独立洗面台には、紙コップとペーパータオル、使い捨て歯ブラシを完備。
ペーパータオルって清潔で嬉しいですよね。
コストより快適さ重視、ありがたいです。
布団は食事中に敷いてくれます。
もちろん、嫌な匂い一つしないのでぐっすり眠れます。
アメニティとして
- 人数分の浴衣
- バスタオル人数分
- フェイスタオル人数分
- タオルハンガー
- 衣類ハンガー
- 歯ブラシセット
基本的なものは全て揃っています。
クローゼットの中まで畳が敷いてあるってすごいですよね。
さすが旦那さんが畳屋さん。
共用部分
トイレ
トイレがない部屋の場合はこちらを利用します。
トイレは男女分かれています。
※写真は男性用
小便器
どちらも不快感はなく清潔な印象でした。
冷蔵庫
2階に共用の冷蔵庫があります。
袋に部屋番号を書いて使用します。
氷も自由に使えるみたい。
ロビー
物が少なく、ゴチャゴチャしていないのが好印象なフロント。
ロビーにも畳が敷いてあります。
ここでは旅館のお子さんが、テレビを見ていました。
ここでは、コーヒーと紅茶を自由が飲み放題です。
値段に対してサービスすごすぎ。
コタローちゃんもいます。
お風呂
お風呂は源泉かけ流し。
24時間好きな時に入浴できます。
鍵をかけて、完全貸切で利用できるのが嬉しい。
脱衣所にも畳が敷いてある。畳屋さんならではと感じました。
浴槽は2つ、一応男湯、女湯と分かれていましたが、好きな方を貸切で使用できます。
※男湯
3~4人くらいは入れる大きさです。
渋温泉の源泉は、60℃近くあり非常に高温なので自分で加水します。
試しに加水せず足だけ入れてみたら、皮膚がビリビリして、思わず声が出ちゃいました。
しっかり水を入れながら、湯もみしましょう(笑)。
適温でゆっくり浸かると、しっかり身体の芯まで温まり、疲れがほぐれていくいいお湯でした。
肌のスベスベも3日間くらい継続したように感じます。
湯量がすごいので、木の板で堰き止めないとすぐにお風呂が熱くなってしまいます。
この日は、私たち以外に宿泊客はいなかったので、湯加減を自分好みに調整できました。
今までぬる湯が好みだったんですが、熱いお湯もいいですね。
じっと我慢して入ったあと身体を冷やす。くせになります。
気持ちよすぎて、
宿に到着後すぐ(ビール)
夕食前
夕食から寝るまでに2回(ビール)
起きてから(ビール)
朝食後
の合計6回も入ってしまいました。(()内は入浴後のビールを我慢できなく妻に冷たい目を向けられた回数)
それを全て貸切で気兼ねなく、小さい旅館だからこそできる贅沢な入浴でした。
※洗い場は1つ
※女湯
女湯は男湯より一回り小さい。
1人~2人用かなと感じました。
ドライヤーは脱衣場を出た共有スペースに2台あります。
ここでまた、この旅館のすごすぎるサービス。
なんとここにあるフェイスタオルが使い放題なんです!
何回も入浴する私にはすごいありがたいことです。
この宿泊料金でここまでのサービス恐れ入ります。
そういえば、諏訪湖で泊まった評価の高すぎる民宿もタオル使い放題だったな。
長野の温泉宿は当たりが多いな~。
アクセス
JR中央本線 上諏訪駅 徒歩5分
湖明館通りを行くと徒歩10分くらいかかります。
帰りは裏玄関からの帰り道を教えてくれるので駅まで徒歩5分で行けます。
食事
食事は地下1階の会場でいただきます。
夕食
夕食は18時00分~でした。
定刻通りに会場に行くと、丁度のタイミングで料理が並べられています。
本日のメインは「信州牛と信州ポークのすき焼き」です。
まずは、食前酒の果樹酒を頂きます。
飲んでいる間に、バターナッツかぼちゃのスープが運ばれてきます。
若女将が「この辺で採れるひょうたん型のかぼちゃで、煮ものよりスープにして食べると美味しいんですよ。」と教えてくれました。
本当甘くて美味しい!普通のかぼちゃのスープより、濃厚な味わいでした。
スープを飲んでここからは、お酒ととも夕食を楽しみます。
「エンギ 純米吟醸」(1,320円)
せっかくなので、志賀高原の蔵元のお酒にしました。
スッキリしていて、和食に合ういいお酒です。
いい出会いです。
旅先で色々なお酒を飲むのは本当に楽しいです。
他にも色々な飲み物がありました。
続いて、運ばれてきたのは馬刺し。
信州と言ったらこれ!
日本酒と同時に出てくる名采配。
量も多すぎず、アテとして最高です。
冷めないうちに焼魚と煮物も。(頭と骨も残さずいただきました)
焼魚はしょっぱすぎずいい塩梅。
煮物は、野菜のスペックが高く優しい味付けで最高。
茶椀蒸しも、キノコなど具材がたっぷり。
まだまだ、料理が運ばれてきます。
豆腐の春巻きと、自家製サラダ
「トマトは皮が固くなっちゃってるから皮だけ残して。」と女将さん。
どんなものかと皮を食べてみますが、全然問題ない(笑)。
女将さん曰く、自分のところの畑で採れた野菜だからずぐに固くなってしまうとのこと。
自家製野菜って贅沢だな~。
豆腐の春巻きも、海苔、チーズ、ハムと最高においしいやつ。
揚げたてを提供してくれます。
完璧なタイミングで運ばれて来るのでコース料理を食べているようです。
箸休めに、キュウリの浅漬けにみょうがをのせた香の物が登場です。
みずみずしくて、とっても美味しい。
みょうが嫌いですけど、食べられました。本当に美味しいものなんだろうな。
ご飯とみそ汁が運ばれて来るのを待って、メインに火を入れます。
肉料理のメインにはお米が必要だと思います。(真剣)
サッと火を通して、野菜を巻き、卵をくぐらせて、お米の上でバウンドさせてから食べる幸せ。
飲み込む前に、バウンドした部分のお米も食べる。
無限ループ。いくらでも食べられます。
肉の脂が甘くて美味しかったなぁ~。
最後に、ぶどうが出てきました。
甘くて、立派なぶどう。
近所の家で採れたらしいです。
店で買った高いだろな~って味でした。
お腹パンパンで最高に幸せな気分でした。
料理を運んでくれる回数が多いので、自然とお話しする機会が増えるのもいいですね。
料理を一番いいタイミングで持って来てくれる、旅館ではなかなかできないサービスだと思いました。
朝食
朝食も食事会場で8時からです。
めちゃ豪華な家庭料理って感じです。
とにかく野菜が新鮮でおいしい。
特におくらを鰹節で和えた小鉢は絶品で、家に帰ってからも作るくらいです。
朝も熱いものは熱いうちにと追加で料理が運ばれてきます。
シーズンの料理が楽しめるので本当に贅沢です、
朝からおひつのご飯全部食べました。(実質一人で食べてます)
どれも丁寧な味付けでお米に合いすぎて止まりませんでした。
最後に、リンゴジャムのヨーグルトを食べて、大満足の朝食でした。
女将さんに美味しすぎて、ご飯全部食べたことを報告したら
「お腹いっぱいになりましたかと」
喜んでくれました(笑)。
こんなやり取りと女将さんの笑顔がとても癒されました。
まとめ
食事はとても美味しく、お風呂も貸切で贅沢。
小さい宿なので清掃やサービス細かいところまで手が届いてる。
とても丁寧な宿。
渋温泉へは初めて行きましたが、間違いなく当たりの宿でした。
清潔さについては、潔癖症でアレルギー持ちの妻が、また行きたいと言っていますので間違いないレベルです。
ストレスを感じたら、癒されに行くのはどうでしょう。
長野県の優しい人々。
下駄で歩く観光客の足音。
非日常を感じ、若木屋旅館さんのサービスを味わえば、また頑張ろうと自然と思えました。
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