こんにちは、お湯太郎です。
2023年5月に、山形県の赤倉温泉「みどりや旅館」に行ってきました。
うすうす気づいていましたが、山形県の温泉ポテンシャルってすごい!
またまたみなさんに紹介したくなる旅館を発見しました!
その旅館の特徴は、
- 1日2組限定。
- 自家源泉じゃぶじゃぶの温泉。
- 山形の恵みフルコース。
1日に2部屋しか稼働していない旅館ですので、親や友達を誘って泊まりにいけば、
完全貸切ってわけです。
知らない人がいないので、気兼ねなくのんびり。
やはり、完全貸切はめちゃめちゃ気分いいですよ!
個人的には、親孝行におすすめな旅館だなと感じました。
そしてこの赤倉温泉は、全ての宿が自家源泉を所有するとんでもない温泉地です。
赤倉温泉の知名度は、
「はい、電車で降りたら2番のバス停で、、、」
それは新潟の赤倉温泉(笑)
って大将が自虐するほど。
まさに穴場旅館!
料金は、1泊2食で13,800円~
っとちょっとブログのコンセプトとからは外れるけど、、、
素晴らしい宿でしたので、みなさんに紹介します!
それではチェックイン!
部屋:え、ほんとに今夜は貸切でいいんですか(嬉しすぎ)
チェックイン開始は15時から。
駐車場に車を停めて玄関に向かいます。
え、え?
ちょっと豪華すぎない?
本当に貸切でいいの?
いい意味で、困惑するレベルの玄関に圧倒されてしまいました。
いやー、これはもう確実に当たり宿でしょ!
同行者のテンションが高くなっているのが伝わってきて、企画者として鼻が高い(笑)。
荘厳な調度品が飾られているロビーでチェックイン作業。
なんでも先代の趣味で調度品を集めていたそう。
豪華だしセンスあるなー。
部屋はね、もうこれは高級旅館!
照明と光の差し込み具合が最高すぎます。
綺麗だしとても落ち着く部屋でした。
この小上がりになっている寝床が大好物すぎる。
就寝時に目を瞑ると、、、
川のせせらぎと、カエルと昆虫のオーケストラ。
自然の音ってヒーリング効果がありますね。
これは安眠間違いなしです。
ワーキングスペースも完備。
こんなとこで仕事できたら幸せすぎるよ。
この一画もなんかいいねぇ。
ここで、お酒を飲みながら夜が更けていく。
うー、たまらない時間。
最高すぎでした。
ちょっと外の景色でも見てみましょうか。
おお、窓を開けると最高の景色が飛び込んできます。
「小国川with田舎の落ち着く風景」
絵画のような景色です。
はぁ最高のいやし。
とりあえず飲んどきましょう(笑)
赤倉温泉街には売店がないので注意です。(見つけられなかっただけ?)
本当はビールがよかったけど、なんとか発泡酒をゲット。
そうそう、
部屋の目の前には、
こんな素敵なスペースがあるのでここで飲むのもおすすめ!
庭園を眺めながら飲むのもまたオツなもんです。
完全に貸切だからできること。
陽の当たるお気に入りのスペースです。
お茶菓子は「でん六」
へー、山形のメーカーなんですね。
お酒と合うから嬉しい。
これは冷蔵庫
温泉街に入る前にアルコール類を仕込んどくことを強くおすすめします。
冷蔵庫の横の木箱には、
お茶セットが入っていました。
部屋の景観を邪魔しない木箱です。
お、しっかり冷水の用意もありますね。
冷水の用意のある旅館にハズレ無しってやつです。
もちろんトイレつき。
しかも最新型じゃねーか。
貸切なので共用でもいいかなとか思ってたけど、
トイレが部屋にあるのは正義です。
洗面台はこちら。
わがままを言えば部屋にドライヤーがほしいなぁ。
アメニティはこちら
- 人数分の浴衣
- フェイスタオル人数分
- 歯ブラシセット
暖房は全て温泉熱を使っているとのこと。
なんたるエコロジー、、、
部屋の温まり具合も不快じゃないし、早いし。
素晴らしいシステム。
暖房システムに温泉を利用できるってことは、
湯量も豊富ってことですね。
ってことで、とても気になるので風呂行きましょう!
まずはお風呂の概要。
お風呂は2つ。
大きい岩風呂と小さい岩風呂。
仕切られているだけなので実質同じです。
どちらも24時間入浴可能です。
万が一完全貸切に出来なくても、温泉は貸切制なのでご安心を。
気を遣わずいつでも入り放題なのはマジで最高でした。
成分表はこちら
重要事項を抜き出すと。
- 源泉名・・・山形県赤倉温泉(みどり屋2号源泉)
- 泉質・・・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 温度・・・56.6℃
めちゃめちゃ温泉の力強さを感じる温泉でした。
1日しかいなかったのに湯あたりを起こしかけるような、、、
すんごいパワーを秘めた温泉です。
もちろん、
このとおり、最高にして至高のこだわり。
加水、加温、循環、消毒なしの完璧な温泉。
飲泉も、、、ごにょごにょ。
↑は源泉が湧きだしている場所です。
女将さんに案内してもらいました。
場所は宿の真裏です。
てことは、
フレッシュな温泉が期待できるってもんです。
これは楽しみ!
ってことでいざ入浴:大きい岩風呂
おいおい、立派すぎるでしょ(笑)。
とても神聖でオーラのある温泉です。
お湯はかなり熱めで、いきなり芯から温まるお湯。
じっとしていると汗がじんわり・・・
老廃物が出てく出てく。
そう、とても肌がクリアになる温泉なんです。
のぼせちゃう前に岩に腰掛けて休憩しましょう。
そうすると、新鮮な空気が身体に当たって本当に気もちいい。
天井が高いのでものすごく風が通るんです。
すごい造りだな。
どんな工法で造られているんだろ。
そんなことを考えながら眺めているのも楽しいです。
はぁ~贅沢すぎる。
この岩立派すぎません?(笑)
岩肌を伝って源泉が投入されています。
どのくらいの年月で変色するんだろうか、温泉の成分が美しい岩肌。
飾ってある灯篭が雰囲気出しています。
もうこれは、完全にアート。
↑の画像の2本のホース。
ここからもどんどん源泉が投入されています。
ってことは、
オーバーフローはこのとおり。
お湯の通り道が出来るほどジャブジャブです。
この温泉成分の付着に見惚れてしまいます。
これは飲めそうだな。
っと一口。
おぉ、身体にエネルギーが行き渡るなー。
パワーがすごすぎる。
翌朝の腸の動きも快調すぎました(笑)
ドライヤーはちょっと年季が入っています(笑)
小さい岩風呂
こっちは手摺があるので、足腰が悪い方はこっちがいいのかな。
個人的には解放感があるので大きいお風呂の方が好きです。
こんな具合で、温泉が投入されています。
洗い場です。
いや、マジでパワーがすごすぎる温泉、、、
短時間で悪いものが出ていくときの身体のだるさを実感できました。
好転反ってやつです。
ここで1週間とか湯治したらどうなるんだろ。
いつかやってみたいな。
ちょっと疲れたので、夕食まで昼寝しましょう。
食事:私たちだけの食事会場
朝夕ともに1階の会場でいただきます。
私たちだけの空間です。
食事の時間は、
- 夕食:18時
- 朝食:7時30分
用意が出来ると内線がかかってきます。
お、時間ピッタリですね、
食事会場に向かいましょ~。
夕食:選べるメインのフルコース
夕食のメインは予約時にチョイスします。
- 「山形牛の鉄板焼き」
- 「和牛のビーフシチュー」
部屋単位で注文可能。
今回はどちらもお願いしています。
めちゃくちゃ楽しみです!
初めから用意されているセット。
冷めていても大丈夫なものだけです。
着席すると前菜の詰め合わせが登場です。
右下から時計回りに
- 椎茸のフライ。
- ナス田楽。
- ワラビの醤油漬け。
- あん肝。
まずは椎茸のフライを、、、
サックサックの食感、まさにスナック感覚でボリボリいけちゃいます。
これはビールがほし~。
一口食べて、脳が瞬時に判断しました。
待っていたよ君を。(770円)
椎茸のジャンキーな味。
田楽の甘み。
ワラビの苦み。
あん肝のなめらかさ。
これをビールで流すと、、、
脳が幸せホルモンで満たされます。
なんてポテンシャルの高い前菜なんだ!
ここの夕食やばそうだぜ。
キノコ汁も温まってまいりました。
この鍋に、
この揚げ餅を浸して食べるんだって!。
餅をさっとキノコのエキスの出汁にくぐらせてと。
これは絶妙!
餅がドロドロになる前の柔らかいタイミングに、キノコの旨味が侵入。
揚げているから食感もマーベラス。
ビールとの相性も抜群。
言うことないね。
東京でも流行らんかな、この鍋。
山形の餅のスペックが高すぎますなー。
序盤にして気分は最高潮です。
あ、もちろんキノコ出汁は完飲いたしました。
念のため申し添えます。
お刺身もやってまいりました。
旬のホタルイカがいいですね。
他は、キハダマグロ、サーモン、甘えび。
お刺身には絶対に日本酒派です。
「花羽陽」山形のお酒をぬる燗でいただきましょう。(550円)
刺身の脂とお酒のマリアージュ。
これは大人の楽しみだね~。
「若い時は刺身には白飯だったのに(笑)」
なんて会話も弾むぜ。
わかめと筍とこごみの煮物。
冷製の煮物って熱燗の名パートナーですよね!
たけのこが甘い!
鰹だしかな?
こごみの苦みと合いますなー。
自宅の冷蔵庫にいつでもいてほしい一品です。
「葡萄ジュース」(330円)
ちょっと飲みすぎでしたので、ここいらで休憩です。
山形はフルーツ大国ですからね。
口直しにいいですよ。
あ、こちらがドリンクメニューです。

良心的な値段が嬉しいですね。
休憩後は魚料理から再開です。
~サーモンのクリームチーズソースがけ季節の野菜を添えて~
野菜はトマト、ズッキーニ、ナス、椎茸、舞茸、アスパラです。
野菜がうまーい。
焼きトマト最高です。
ソースの中にゴロゴロの卵と玉ねぎが入っています。
これにアスパラとサーモンを丁寧に絡めて、
気絶するぐらいうまいぜ。
焼き方が絶妙なんすよ。
専属シェフでも雇っているんじゃないかと疑うほど。
家族経営の宿とは思えないレベルです。
ガーリックトーストもあり、一皿でストーリーが完成している一品でした。
はぁ~。お腹落ち着いてきたってことで、
梅酒もいっちゃいましょう。
おすすめに弱い(笑)
眩いオーラを放つラスボスのお出ましです。
ここの宿に決めた理由の一つでもある山形牛、、、
もうね
私ごときの口で語るには申し訳ない。
焼くだけなのに、シンプルかつ究極の料理でした。
あ、これにはもちろん白飯です。
だって特性ニンニクソースを白飯にバウンドさせたいんだもん(笑)
んで、こちらがもう一つのストーリーのボスです。
和牛のビーフシチュー。
特大のモッチァレラチーズがおりますね。
中にはこれでもかと肉がゴロゴロ。
一口もらったけど、マジで甲乙つけがたい、、、
うん、人生が終わる日まで悩もう。
最後はストーリーの余韻に浸りながら、
デザートをいただきましょう。
甘味と果物。
フルコースの〆が同時に来ることの圧倒的豪華さ。
メロンだけでも満足なのに妥協がないぜ。
さらにこのスイートポテトは、
クリーミーな中にしょっぱみと甘みがせめぎあっている繊細な味。
表面にはカラメルを炙っていて見事な仕事です。
メロンも旬のやつなのかな?
甘くておいしい。
口もさっぱりです!
ここまで豪華なラインナップとは、
- 前菜(四種の盛合わせ)
- スープ(揚げ餅のキノコ汁)
- 魚料理(クリームチーズソース)
- 肉料理(お刺身、、、)
- ソルベ(ここは梅酒で笑)
- 肉料理(山形牛)
- 生野菜(冷製の煮物ってことで)
- 甘味(スイートポテト)
- 果物(メロン)
- コーヒー(ビール、お酒、お水)
うん、やはりここのテーマは山形のフルコースだな!
期待以上のストーリを楽しみました。
それでは腹パンなので風呂入って寝ます!
これがメインの温泉卵。
自家源泉で調理した、ゆで卵はパワーがすごい。
出来立てを提供してくれるこだわりよう。
熱々の温泉卵を白米の上にのせると。
これ以上の幸せはござーませんね!
赤倉温泉のエネルギーを直接チャージです。
最後はコーヒーです。
上品なカップが優雅な朝食に相応しい。
カップって大事だなとつくづく実感しました。
優雅な気持ちになれましたよ~。
てな感じで元気が溢れました。
最高な一日のスターです!
まとめ:ガチでおすすめすぎる
圧倒的な風呂のパワーでした。
同行者全員爆睡でした。
そんな温泉を好きな時に入浴し。
川のせせらぎを聞きながらゆっくり寝る。
新鮮な空気。
美味しすぎる食事。
是非、大切な人たちを誘って行ってみてください。
みんな笑顔になるし、仲も深まりますよ!
てことで、おしまい!
こんにちは、お湯太郎です。 2023年5月に、山形県の肘折温泉「若松屋 村井六助」に行ってきました。 いやー、肘折温泉って素敵な場所ですね! 昔ながらの湯治場風情が残っており、人も優しく、とても雰囲気のいい場所です。 […]